2010/08/09

ブログを引っ越しました。

以下のURLに引っ越しました。構成を変えてきちんと続けようと思います。どうぞよろしく。
http://d.hatena.ne.jp/zakkiver24+soundtrackofharuki/

2010/03/31

ロッシーニ / 泥棒かささぎ

今日は『泥棒かささぎ』。言わずと知れた『ねじまき鳥クロニクル』の冒頭部分で登場します。
台所でスパゲティーをゆでているときに、電話がかかってきた。僕はFM放送にあわせてロッシーニの『泥棒かささぎ』の序曲を口笛で吹いていた。スパゲティーをゆでるにはまずうってつけの音楽だった。
パブリックドメイン・クラシック
ロッシーニ - 泥棒かささぎ
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮の演奏をmp3形式でダウンロードできます。

クラウディオ・アバド指揮
原作と同じクラウディオ・アバド指揮の演奏が聴けます。

作曲者
ジョアキーノ・ロッシーニ
ジョアキーノ・ロッシーニ(本名はジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ Gioachino Antonio Rossini, 1792年2月29日 - 1868年11月13日)は、イタリアの作曲家。美食家としても知られる。『セビリアの理髪師』や『ウィリアム・テル』などのオペラ作曲家として最もよく知られているが、宗教曲や室内楽曲なども手がけている。彼の作品は当時の大衆やショパンなど同時代の音楽家に非常に人気があった。
楽曲
泥棒かささぎ
泥棒かささぎ(La gazza ladra)はロッシーニが1817年にミラノ・スカラ座向けに作曲したオペラ(オペラ・セミセリア)である。
本作品は19世紀初頭にフランスで流行していた「救出オペラ」の流れを受け、以下の特徴を持っている。
  • 当時の社会情勢を反映して、農民や庶民たちと、彼らに不当な圧力をかける権力者(この作品では代官)との対決があり、前者に属するヒロインが自分と同じ階級の恋人や愛人がいるにもかかわらず、権力者から横恋慕され悲劇が始まる。
  • 権力者に囚われたヒロインが冤罪に陥れられ、それを嘆くヒロインを描く法廷の場や牢獄の場を書き入れる。
  • そのような絶体絶命のピンチに陥ったヒロインが、最後は二つの階級を超越した立場の領主や国王などの絶対的な権力者によって救われハッピーエンドとなる。
という物語が繰り広げられる。
指揮者
クラウディオ・アバド
クラウディオ・アバド(Claudio Abbado, 1933年6月26日 - )は、イタリア出身の世界的指揮者である。
1933年にミラノの音楽一家に生まれる。父のミケランジェロ・アバドはイタリア有数のヴァイオリンの名教育者であり、ヴェルディ音楽院の校長を勤めた。19歳の時には父と親交のあったトスカニーニの前でJ.S バッハの協奏曲を弾いている。
雑文
演奏を聴き比べるてみるのも楽しいですね。僕はアルトゥーロ・トスカニーニの方が盛大で好きです。
ちなみに日本ロッシーニ協会というのがあるようです。

2010/02/14

シューベルト / ピアノソナタ第17番ニ長調, D. 850

『海辺のカフカ』で大島さんが車の中で聴く曲。大島さん曰く、「ある種の不完全さを持った作品は、不完全であるが故に人間の心を強く引きつける――少なくともある種の人間の心を強く引きつける」。
『意味がなければスイングはない』でも「ソフトな混沌の今日性」という長いエッセイになっています。

パブリックドメイン・クラシック
アルトゥル・シュナーベルの演奏をダウンロードできます。
シューベルト - ピアノソナタ第17番ニ長調, D.850

2009/12/06

カーティス・フラー / ファイブスポット・アフターダーク

「中学生のときに、中古レコード屋で『ブルースエット』っていうジャズのレコードをたまたま買ったんだよ。古い古いLP。どうしてそんなもの買ったのかなあ。思い出せない。ジャズなんてそれまで聴いたこともなかったからさ。でもとにかく、A面の一曲めに『ファイブスポット・アフターダーク』っていう曲が入っていて、これがひしひしといいんだ。トロンボーンを吹いてるのがカーティス・フラーだ。初めて聴いたとき、両方の目からうろこがぼろぼろ落ちるような気がしたね。そうだ、これが僕の楽器だって思った。僕とトロンボーン。運命の出会い」

『アフターダーク』より

2009/12/03

スガシカオ / バクダン・ジュース

スガシカオで『バクダン・ジュース』。物語終盤、セブンイレブン店内にて。

2009/12/02

ヤナーチェック / シンフォニエッタ

ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」。『1Q84』の冒頭、青豆がタクシーの車内で聴く。

2007/07/08

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル / フール・ストップ・ザ・レイン

今日は『ダイ・ハード4.0』を観てきました。
“世界一ついてない男”マクレーン刑事とハッカーのお兄さんがパトカーの中で会話する場面があるのですが、「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」が出てきたところではっとしました。この長ったらしいバンド名は春樹小説のどれかに出てきたぞと。で、自分のこのブログで調べてみると『風の歌を聴け』に登場していました。曲は「フール・ストップ・ザ・レイン」。こんな曲です。

ちなみに『ダイ・ハード4.0』で流れるのは「Fortunate son」。せっかくなのでこちらもアップします。

良い曲ですね。何度も聴いているうちにだんだん好きになってきました。するめソングです。この曲がスタッフロールで流れることで、すっきりした気持ちで帰ることができます。映画の内容はほとんど説明不要な感じなんですが、マクレーン刑事のあり得ないアクションが満載で、素直に楽しかったです。この人はかなり容赦なく人を殺しまくっていますが、「まあマクレーン刑事だから」という感じで(どんな感じだ)なんとなく暴力性がユーモアで包まれるところがいいですね。
今までのシリーズが好きな人は十分に楽しめると思います。

関連リンク
『風の歌を聴け』のプレイリスト