2010/03/31

ロッシーニ / 泥棒かささぎ

今日は『泥棒かささぎ』。言わずと知れた『ねじまき鳥クロニクル』の冒頭部分で登場します。
台所でスパゲティーをゆでているときに、電話がかかってきた。僕はFM放送にあわせてロッシーニの『泥棒かささぎ』の序曲を口笛で吹いていた。スパゲティーをゆでるにはまずうってつけの音楽だった。
パブリックドメイン・クラシック
ロッシーニ - 泥棒かささぎ
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮の演奏をmp3形式でダウンロードできます。

クラウディオ・アバド指揮
原作と同じクラウディオ・アバド指揮の演奏が聴けます。

作曲者
ジョアキーノ・ロッシーニ
ジョアキーノ・ロッシーニ(本名はジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ Gioachino Antonio Rossini, 1792年2月29日 - 1868年11月13日)は、イタリアの作曲家。美食家としても知られる。『セビリアの理髪師』や『ウィリアム・テル』などのオペラ作曲家として最もよく知られているが、宗教曲や室内楽曲なども手がけている。彼の作品は当時の大衆やショパンなど同時代の音楽家に非常に人気があった。
楽曲
泥棒かささぎ
泥棒かささぎ(La gazza ladra)はロッシーニが1817年にミラノ・スカラ座向けに作曲したオペラ(オペラ・セミセリア)である。
本作品は19世紀初頭にフランスで流行していた「救出オペラ」の流れを受け、以下の特徴を持っている。
  • 当時の社会情勢を反映して、農民や庶民たちと、彼らに不当な圧力をかける権力者(この作品では代官)との対決があり、前者に属するヒロインが自分と同じ階級の恋人や愛人がいるにもかかわらず、権力者から横恋慕され悲劇が始まる。
  • 権力者に囚われたヒロインが冤罪に陥れられ、それを嘆くヒロインを描く法廷の場や牢獄の場を書き入れる。
  • そのような絶体絶命のピンチに陥ったヒロインが、最後は二つの階級を超越した立場の領主や国王などの絶対的な権力者によって救われハッピーエンドとなる。
という物語が繰り広げられる。
指揮者
クラウディオ・アバド
クラウディオ・アバド(Claudio Abbado, 1933年6月26日 - )は、イタリア出身の世界的指揮者である。
1933年にミラノの音楽一家に生まれる。父のミケランジェロ・アバドはイタリア有数のヴァイオリンの名教育者であり、ヴェルディ音楽院の校長を勤めた。19歳の時には父と親交のあったトスカニーニの前でJ.S バッハの協奏曲を弾いている。
雑文
演奏を聴き比べるてみるのも楽しいですね。僕はアルトゥーロ・トスカニーニの方が盛大で好きです。
ちなみに日本ロッシーニ協会というのがあるようです。

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